アウトドアを楽しむ人の多くは、自然を愛する気持ちを持っています。自然と触れ合い、リフレッシュし、エネルギーを得る——そんな時間は何にも代えがたいものです。
けれども、ふと気づけば、その自然を傷つけるような製品を無意識に使ってしまっていることも。例えば石油系の合成素材を多用したバッグや、短期間で壊れて買い替えが必要な消耗品のようなアイテムたち。
実は、それらの選択が環境に与えるインパクトは小さくありません。
いま、多くの人が気づき始めています——**「アウトドアで使うアイテムこそ、サステナブルであるべきだ」と。
**アウトドア愛好家だからこそ、地球への優しさにも敏感であるべきなのです。
中でもバッグは、最も自然と密接に関わるアイテムのひとつ。
登山、キャンプ、ハイキング、街歩き……常に私たちの背中や手にある存在です。
軽さや耐久性、収納力といった機能はもちろん重要ですが、今やそれだけでは不十分。バッグがどう作られたのか? どんな素材でできているのか? それが環境にとって優しい選択であるか? そうした点にも目を向ける時代になっています。
この記事では、「サステナブル アウトドア バッグ」の選び方と、実際にそれを体現しているブランドとして**Mafiabags(マフィアバッグス)**をご紹介します。
日常の延長にあるアウトドアだからこそ、自分の価値観と共鳴するバッグを選ぶ——そんな提案をしたいと思います。
サステナブルなアウトドアバッグとは?
一言で言えば、自然から借りた素材を、自然に還す未来のために使うバッグです。
地球資源の限界が叫ばれる中で、消費するだけのスタイルから「循環させる」選択へと私たちの意識も変わり始めています。
リサイクル素材やアップサイクル素材、フェアな労働環境での製造、使い捨てない設計。こうした特徴は単なる流行ではなく、「どうすれば未来に責任を持てるか?」という問いへの答えです。
見た目の“エコっぽさ”ではなく、「どれだけ地球に配慮しているか」「どんな手間をかけて生まれたのか」が問われる、本質的なもの選びへと時代は確実に進んでいます。
つまり、サステナブルなアウトドアバッグとは、単なる“製品”ではなく、持つ人の姿勢や価値観を表すアイテムでもあるのです。
サステナブルバッグを選ぶポイント|本当に“意味のある選択”をするために
① 素材に、ストーリーがあるか?
「再生ポリエステル100%」と書かれていても、それだけでは判断できません。素材の背景にリアリティがあるかが大事です。
どんな素材で、誰から、どこで回収され、どう使われてきたのか。その履歴が見える素材には、単なる数字にはない重みがあります。
たとえば、ヨットの帆に使われていたセイルには、風を受けて世界中の海を航行してきたという時間が刻まれています。
クライミングロープには、人の命を支えてきたという圧倒的な緊張と信頼の歴史が宿っています。
そうした素材が、やがて役目を終えて手放され、それでも「使える部分」が丁寧に見極められ、新たな命として生まれ変わる——この過程には、単なるリユースではない、再創造の思想が込められているのです。
例:かつて海を渡ったセイル、命を預けたクライミングロープなど。それが“新しい何か”として再生されているか?そしてそれが、バッグになって再び人の生活を支える——そんな循環に、私たちの消費のあり方もつながっていくのです。
バッグはただの道具ではなく、物語を背負った相棒でもあるのです。
② 軽い、強い、濡れない。──性能とサステナビリティの両立
自然の中で使うバッグにおいて、妥協はむしろ危険です。
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軽量であること(体への負担軽減)
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高い耐久性(長く使える)
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撥水性・防水性(雨でも安心)
これらは「快適さ」だけでなく、「長く使う=環境負荷を下げる」ことにも直結します。さらに、こうした性能が備わっていることで、アウトドアや旅行など様々なシーンで使い続けたくなる魅力が生まれます。
結局のところ、“持ちたいと思い続けられるもの”こそが、真のサステナブルなのです。
加えて、こうした多機能性があるバッグは、使う場面を限定しません。ちょっとしたハイキングからキャンプ、旅先での街歩きや自転車での通勤まで、活用の幅が広がります。
つまり、持ち物を減らして暮らしをシンプルにしたい人にとっても、サステナブルバッグは強い味方になるのです。ひとつで何役もこなせる──それはエコであると同時に、機能美でもあります。
③ 安いから、ではなく、“納得できる理由がある価格”か?
価格は判断材料のひとつ。でも、**なぜその価格なのか?**を知ることで、モノの見方が変わります。
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手間のかかる素材仕分け
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洗浄や補修などの前処理
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職人による手作業の縫製
さらに、使い捨てではない一点物として丁寧に作られているバッグには、量産品にはない“気配”が宿ります。
効率よりも誠実さを優先したものづくりには、それを支える多くの人々の時間と技術が込められています。
つまり、そのバッグには、あなたが払った金額以上の人の手と時間が詰まっているのです。それがわかると、「高いか安いか」ではなく、「価値があるかどうか」でモノを選ぶようになります。
また、こうした“納得価格”の背景には、作り手の倫理観やブランドの哲学も関係しています。環境負荷を下げることと、人の手を尊重すること。
この両立を目指す姿勢が、単なる商品の枠を超えて「応援したくなる存在」へと変えてくれるのです。価格ではなく「共感」で選ばれるモノ。
その存在は、これからの時代にこそ必要だといえるでしょう。
「自然を破壊せずに、自然を楽しむ」──それを実現するバッグ、Mafiabags
Mafiabags(マフィアバッグス)は、アルゼンチンで誕生したアップサイクルバッグブランド。
使われなくなったヨットのセイルやカイトサーフィンのカイトなどを回収し、洗浄・選別・裁断・縫製といったすべての工程を手作業で行っています。
Mafiabagsがアウトドア向きな3つの理由
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1|軽いのにタフ。
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セイルクロスは元々「風を受けて壊れない」素材。水を弾き、破れにくく、驚くほど軽量。
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2|雨でも安心。高い撥水性能
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素材の特性上、ちょっとした雨なら中身が濡れにくい。突然の天気変化にも対応可能。
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3|世界で一つだけのデザイン
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同じ帆は二つとない。柄やステッチ、色の組み合わせがすべて一点もの。
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※ ただし、Mafiabagsは登山や本格的な山岳環境のような過酷なアウトドア環境向けに設計された製品ではありません。 ライトなアウトドア、旅行、シティユースといったシーンに最適なバッグです。
本当の「サステナブル」は、選んだあとにわかる
サステナブルなアウトドアバッグを選ぶということは、買い物で未来に投資するということ。
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自然の中で使って違和感がない
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使い込むほどに味が出る
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自分だけのバッグとして、関係が深まっていく
Mafiabagsは、そんな時間の積み重ねを大切にしたい人にこそ選ばれています。
Mafiabagsをもっと知る・選ぶ
環境を壊さず、アウトドアを楽しむ。そんなバッグを、あなたも使ってみませんか?
サステナブル=我慢すること、ではありません。 サステナブル=もっとかっこよく、もっと意味のある選択をすること。
そんな価値観を共有できる方と、Mafiabagsでつながれたら嬉しいです。